主将挨拶

2015年度主将の大坂拓生です。

私たちが入部したのは2年前。当時は強い獨協、1部で戦う獨協、そこでラクロスができると胸を踊らせて入部した部員が多かったと思います。

しかし、1年目にして獨協は2部に降格。獨協は弱い、という現実を思い知らされました。1部の舞台で戦うことができなくなり、どうすれば良いのか迷った部員もたくさんいたでしょう。

そして2年目、私たちの代にとって初めてのリーグ戦出場でした。3勝2敗で入れ替え戦に進みましたが、東海大学に4-12と大差で敗れ、1部との格の違いを見せつけられる結果となりました。

3年目。昨年の不安要素だった私たちも主力となり、リーグ戦で活躍する選手も増えました。そして『2部で圧勝して1部に昇格』という目標を達成できないまま、1部に昇格しました。



さて、私の心境としましては、1部で戦えるという期待感や高揚感よりも、不安と焦燥感に駆られているといった状態です。普通このような場では、高々と目標宣言をして、堂々とそれを達成するために全力を尽くす、と言うでしょう。 しかし、半端なチームは1部という舞台では地獄を見るということを、私たちは1年生の時に嫌というほど思い知らされました。

2部で圧勝できなかった今の自分たちに1部で戦う実力があるのだろうか？

2部で順調に勝ち進み、遂には1部に昇格した、という状況で何人の部員がこの疑問を抱いているのだろうか。そして危機感を持っているのだろうか。

『部員全員が現状を理解して、個人が最善を尽くしている』状況がまさに『チーム一丸』となっているということではないでしょうか。

私たちの代、そしてその下の代も『チーム一丸』となる可能性を秘めています。この可能性を引き出すことこそが、私の使命だと感じております。


また、ОB・ОＧの皆様方や、日々の練習環境などを提供していただいた学校関係者の皆様方などをはじめとする、これまで獨協大学男子ラクロス部に関わってくださった全ての方のご支援があり、私たちは1部というスタートラインに再び立つことができたと痛感しております。

今後とも応援の程よろしくお願い致します。



2015年度 主将 大坂拓生 #2